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おばあちゃんと楽しみにしていた紅白はもういない

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昨日、今年の紅白歌合戦の出場者が発表された。

いわゆるベテランと呼ばれる歌手たちが落選し、若手の歌手へと世代交代する形となった。

 

正直なところ、私は紅白は誰が出ても良いと思っている。

歌手じゃないのに話題性だけで出るのはどうなのか?ヒット曲を出していないのに昔の曲で出続けるのはどうなのか?

色々と批評が飛び交っているが、私にとってはどうでもいいこと。

 

一番大事なのは、私(現在26歳)も、お母さんも、おばあちゃんも、皆で見られる番組であるかどうかだ。

 

「年末に家族みんなで集まって紅白を観る」という風習がある家庭は私の家の他にも沢山あると思うのだが、「世代間を超えてみんなで見られる」というところが紅白の一番良いところだったのに、今年はそれが叶わなくなるだろう。

 

昨年、おばあちゃんがぽろっとこんなことを言っていた。

「最近の人は聞かないかもしれないけど、年々演歌と歌謡曲が減ってしまって寂しいなあ。破天荒OLちゃん(私)と聞くのを楽しみにしてたのになあ。」

 

おばあちゃんは、演歌や歌謡曲自体を聞いて楽しみたいのではない。それらを聞いて、私やお母さんと「今年のサブちゃんの衣装はすごいね」「マッチはまだまだ若いね」みたいな会話をすることを楽しみたいのだ。

 

私も、その時々の話題の歌手をおばあちゃんに紹介するのを楽しみにしており、「AKBグループっていうのはファンの人気投票で前に並ぶ人が決まるんだよ」「ゴールデンボンバーはこうやって踊るんだよ」みたいな会話をしていたのだが、今年は若手の歌手が多すぎて紹介していたらキリがないし、私自身も音楽事情には疎い方なので知らない人もいる。

 

と言いつつ、世代交代がされたことで私自身は知っている歌手が増えたので、紅白はより観ていて楽しい内容となった。

 

ただ、家族と一緒により一層楽しめる内容になったかというと、そうではないと思う。

 

ネットでの評価ばかり気にして、ネットをする世代に合わせた構成にするのはどうなんだろうか。

ネットはしないけど紅白はすごく楽しみにしている、という世代は沢山いるのではないか。

 

紅白は、自分が楽しめたら良いという番組ではなく、家族で楽しめる番組であるべきではないかと私は思う。

 

 

今年の年末は、何を観ようか。