旧帝大出身の破天荒OLです。
私は大学時代、旧帝大の理系学部で4年間過ごしました。理系学部は本当に女子が少なく、なおかつ変わった人が多かったです。今日は、そんな私が見たリケジョの奇行をご紹介します。
本当にあった、高学歴女子の奇行
意中の彼へのアプローチ編
それは、食中毒菌を扱う研究室でのできごとでした。
その研究室のメンバーの「ゆいこちゃん」は、意中の彼「佐藤くん」のハートを射止めるべ、くいつもサプライズをしていました。
女の子らしくクッキーを焼いてきてあげたり、ほつれたボタンを直してあげたり。私はそんなゆいこちゃんを見て、頑張れ!いつか佐藤くんにその気持ちが届きますように。と微笑ましく見守っていました。
そんなある日、私は佐藤くんと飲む機会があり「ぶっちゃけゆいこちゃんのことどう思ってるの〜?」と聞いてみました。すると佐藤くんは一言。
「色々と度が過ぎていで付き合えない。」
えー!あんなに色々と尽くしてもらってそれはないんじゃない?佐藤くんはひどい奴だなぁとその時の私は思いました。
すると翌日。
その食中毒菌を扱う研究室に行くと、いつもいるはずのゆいこちゃんのが見当たりません。
佐藤くんは奥の部屋で顕微鏡を覗いています。
ゆいこちゃんどうしたんだろう?と思いながら奥の部屋に向かい、おもむろに下を見てみると…
ん?
んん?
ゆいこが床で横たわってるー!!
どうしよう、ゆいこちゃんが倒れてる!救急車…と思い慌てて駆け寄ると、ゆいこちゃんが急にこちらを向き合図をしました。
えっ、どういうこと??
こんな食中毒菌を扱う研究室の床で、何やってるの!?
するとゆいこちゃんは、そのまま前に進んでいきました。
ほふく前進です。
そしてそのまま、机のコーナーを曲がって前に進み続けました。
図解するとこうなります。ピンクの矢印が、ゆいこちゃんがたどったルートです。
ちょっと、もう意味がわかりません。
とりあえず黙って見守っていると、佐藤くんの背後にそっと近づき、、、
肩をトントン
そして、ゆいこちゃんが一言。
「びっくりしたぁ〜?」
佐藤くん。
「…………ぎゃあぁ!!」
以上が、心霊現象……ではなく、旧帝大女子が意中の彼にアプローチする方法でした。
後日談
ゆいこちゃんからは、「破天荒OLちゃんに見られて、佐藤くんに気づかれるんじゃないかってヒヤヒヤしちゃったよぉ〜!でも、見守っててくれてありがと♡」とお礼を言われましたが、佐藤くんは「怖すぎて声が出なかった。なぜ止めてくれなかったんだ!」と怒っていました。
また、ほふく前進後はすぐに着ていた白衣を洗濯させたため、誰も食中毒菌にはかかりませんでした。めでたしめでたし。
…って、こんな異性へのアプローチ方法、りぼんやちゃおもビックリだよ!!