旅行がライフワークの破天荒OLです。
8月、ブラジルに行ってきます!
それに当たり先月は観光ビザ取得に向け動いていたのですが、手続きが非常にめんどくさく、しかも全てにおいて不親切すぎて心が折れかけました。
どうやら、ブラジルは世界でも有数のビザ取得が面倒な国らしいのです。
このイライラを解消してくれるサイトがどこにもなかったので、この度、無事ビザを取得できたあかつきに、全力でビザの取得方法を解説します。長文です。
大前提として注意すること
領事館のホームページを確認し、最新情報をチェックする
ビザは、「領事館」で取得します。
当然ですが、当ブログはビザの公式サイトではありません。
私自身も古いブログ記事を見て困惑することがあったので、まずは領事館の公式ホームページをチェックし、それから当ブログをチェックしてみて下さい。
(このホームページも誤植が多々ありますが・・・)
郵送不可!直接出向けない場合は代行を頼むのが手っ取り早い
ビザを個人手配するには、最低2回、直接領事館に出向く必要があります。
領事館は東京、名古屋、浜松にしかない上、郵送による申請受理やパスポート返却は一切行っていません。
そのため家の近くに領事館がない場合は、代行業者に依頼するのが一番手っ取り早いです。ツアーを予約される場合は必ずビザ代行の案内がされると思うので、そこから申込みましょう。
各領事館ごとの管轄は以下の通りで、原則は該当する領事館に直接行って手続きを行いましょう。
各領事館の管轄
<東京領事館>
北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、山梨県、長野県、新潟県
<浜松領事館>
静岡県
<名古屋領事館>
愛知県、愛媛県、福井県、福岡県、岐阜県、広島県、兵庫県、石川県、香川県、鹿児島県、高知県、熊本県、京都府、三重県、宮崎県、長崎県、奈良県、大分県、岡山県、沖縄県、大阪府、佐賀県、滋賀県、鳥取県、徳島県、島根県、富山県、和歌山県、山口県
領事館の受付は平日午前のみ。早めに動きましょう
ほとんどの領事館は、平日の午前中しか空いていません。普通の会社員だと平日おの午前に出向くことは中々難しいと思うので、早めに動くことをおすすめします。
ビザ取得までの簡単なフロー
さて、それでは取得に向けての簡単な流れから説明いたします。
- 必要書類を全て揃える
- オンラインで申請を行う
- 領事館へ直接行き、手続きと査証料金の支払いを行う
- 領事館にビザを取りに行く
2のオンライン申請は必要書類さえそろえば初心者でも1時間あればできるので、領事館に行く前日~当日に行うと良いでしょう。
3と4の領事館での手続きは、待ち時間や料金支払いで思いのほか時間がかかるので、午前中いっぱいはみておいた方が安心です。
ビザの取得方法まとめ
それでは、上に書いたフローの順に詳細に説明していきます。
以下から書く取得方法は、日本人国籍で18歳以上の方向けの内容になります。
未成年の方は+αで書類が必要ですので気をつけてください。
1.必要書類を全て揃える
2017年7月段階では、以下の書類が必須です。
オンライン申請の段階では①、②さえあればOKなのですが、いずれにせよ全て揃えないと何も進まないので、最初に全部揃えてしまいましょう。
①パスポート(原本)
見開き2ページの余白ページが必要です。
②カラー写真1枚
ただし、サイズは縦4.5cm・横3.5cm、背景が白色(メガネ可)で6ヶ月以内に撮影したものになります。
※写真のサイズはそこまで厳密ではないものの、背景の色はなぜか厳しいです。必ず白系のものを使ってください。私が申請した時は少しグレーがかった白色でしたがセーフでした。
※オンライン申請時には、写真単体のデータも必要です。申請前に上記の写真をスキャンし、適宜リサイズしておいて下さい。
③銀行通帳の原本と表紙、表紙裏と最終記帳ページのコピー
ただし、最終記帳(過去1か月以内)で残高が25万円以上入っている必要があります。
こんな書類が必要になったことは今までありませんでしたが、現地での滞在費が十分あることを証明するために必要な書類だそうです。
通帳がない方は他の書類でも良いのですが、これが一番簡単に入手できる書類です。他の書類で申請する方法は領事館のホームページをご確認ください。
④出入国手段を確認できる書類
ツアーで申し込んだ方は、旅行代理店に予約確認書を送付してもらうよう依頼し、その書類を持参すればOKです。
個人手配の場合は以下書類が必要です。
- 空路の場合:往復航空便の予約確認書
- 陸路の場合:ブラジルへの出入国日・地点・移動手段が明記され、パスポートと同じ署名がされた誓約書(形式不問)と、ブラジルの隣接国(経由国)への航空便の予約確認書
⑤オンライン申請書
オンライン申請が完了したら、最後にA4のPDFが1枚発行されます。
それを印刷し、署名と②の写真を張り付けたものを持参して下さい。
※ただし、署名はパスポートに書いたものと同じ言語(パスポートに日本語で「佐藤」と書いたなら、「Sato」ではなく「佐藤」と署名)で書く。
※私は領事館で申請した時に写真を貼り忘れましたが、受付の方が親切に貼り付けてくれました。
2.オンラインで申請を行う
書類が一通りそろったら、こちらのページから申請を行います。
日本語には対応していないため、英語を選択し、以下のガイドに従って申請するのが一番確実です。
ただ、このガイドさえも不親切な部分があるので、申請完了までの手順とともに補足します。
手順①:申請フォームに情報を入力する
フォームへの入力が完了すると最後にA4のPDFが1枚発行されるので、印刷。
それと同時に表示される申請番号とパスワードを忘れずメモ。(後で再度ログインします)
手順②:印刷したPDFに署名し、スキャンをとる
この時、署名はパスポートに書いたものと同じ言語(パスポートに日本語で「佐藤」と書いたなら、「Sato」ではなく「佐藤」と署名)で書く。
※顔写真は、この時貼っても貼らなくてもどちらも通過しました。
手順③:申請フォームに署名をアップロードし、手続き完了
手順①でメモしたパスワードでもう一度申請フォームにログインし、手順②でスキャンしたデータをアップロード。
※アップロードした際、なぜかアップロードする部分を選択する点線の四角形が出てきましたが、書類全体を選択してアップしたところ、通過しました。
以上でオンライン手続きは完了です!
この時使用した書類は、忘れずに領事館に持参しましょう。
3.領事館へ直接行き、手続きと査証料金の支払いを行う
必要書類を持って、ブラジル総領事館へ乗り込みましょう!
領事館では、こんな流れで手続きが進みます。
- 領事館にて受付、準備した書類を全て渡して審査してもらう
- 書類に不備がなければ、査証料金を支払うよう命じられる(この時専用の伝票を受け取る)
- 一旦領事館を出て、もらった伝票でブラジル銀行で料金を支払う(下の写真参照)
- 領事館に戻り、受付に伝票を渡す
- 不備がなければ、申請完了!
申請が完了したら「引き取り書」を渡されるので、失くさないようにして下さい。
またこの時、提出した書類と一緒にパスポートも一緒に預けなければなりません。受け取りまでの間にパスポートが必要になるかたは注意して下さい。
提出した内容に問題がなければ、通常3営業日後に引き取ることができます。(東京領事館の場合)
※東京領事館の最寄りのブラジル銀行マップ(徒歩3分のところにあります)
※ビザが通過したかの確認方法
引き取る前に、ビザが通過しているかは事前に確認することができます。
やり方は、ビザ申請時のページにアクセスし、青い帯の部分から 「CHECK STATUS」を選択し、情報を入力。
この時、領事館に行く前にウェブ登録したと思いますが、その時に得たコードを入力します。
入力を終えて右下の「SERCH」を押すと、下に結果が出てきます。
赤で囲ったように、ステータスが「Ready for Delivery」になっていれば、ビザ受け取りが可能な状態です!
スクロールしないと出てこないのですが、最初この画面が出ていることに気づかず、何度トライしても出てこないと焦りました…
4.領事館にビザを取りに行く
ようやく最終段階です。ビザがついたパスポートを受け取りにいきましょう!
持参するのは、申請時にもらった引き換え書のみ。
引き取る人が、ビザに書かれている名前やパスポートナンバーを確認し、問題がなければ「私が引き取りました」という署名と電話番号を書くだけ。
引き換え書さえあれば他人でも引き取ることができるので、自分が行けない場合は一緒に旅行に行く人に取りに行ってもらってもOKです。(家族じゃなくて、赤の他人でもOK)
おわりに
というわけで、ようやくブラジルに行く準備が整いました!
VISAに関しては何もかもが大ざっぱな国ですが、実際に行ってみればステキなはず・・・!?
イグアスの滝、シュラスコ・・・楽しみだーーー!!!
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