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股が腫れた!毛嚢炎(もうのうえん)になってから完治までにしたこと。

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恥ずかしすぎて思い出したくない出来事ですが、どこかに同じことで悩んでいる人がいるかもしれないので、重い腰を上げて書こうと思います。

 

表題の通り私は4か月ほど前、股(陰部ではなくその横)が腫れました。そして腫れすぎた結果、股の左側と右側がくっつきました。

先に言っておくと、今はもう完治しているため股は腫れてもくっついてもいません。正常です。

ですが場所が場所だったので、精神的にも肉体的にも大きなダメージを負いました。

長文になりますが、いつか股が腫れた時のために、どうか女性のみなさんは読んでいただきたいです。

 

※一部、想像しやすくするためにファンシーなイラストをはさみますが、大きさなどはあくまでイメージです。

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発症から病名が分かるまで

その頃の私は数週間仕事と接待に追われ続け、疲れ切っていました。そんなある日、激しめの接待を終えた翌朝。起きてみると股のあたりがなんだかかゆい。

鏡で見てみると、陰部ではなく、陰部近く(左側)に1cmほどのしこりができていした。

※真下から見たイメージ図

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前にも忙しくしていた時にできたことがあったのですが、なんとなく市販薬を塗っておくと知らぬ間に自然消滅していたので、今回も大丈夫だろうと思いとりあえず会社に行きました。

※何度か問い合わせを頂いたので、以下に私が使用していた市販薬を貼っておきます。私は医師ではなくこれがおすすめの薬かどうかは分かりませんので、購入はご自身の責任でお願いいたします。


【第2類医薬品】ドルマイシン軟膏(12g)【ドルマイシン軟膏】

 

ところが、お昼を過ぎたころから何だか嫌な予感を感じ始めました。普通に座っているだけなのに痛いのです。

トイレに行って確認すると、5cmくらいにまで腫れあがっていました

※真下から見たイメージ図

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たった半日でこの大きさ!ですが「股が痛いので帰ります」なんて上司には言えず、良い言い訳も思いつかなかったので定時後すぐに病院に行くことを決意

どの科に行けばいいのか分からなかったのですが、場所が場所なのでとりあえず産婦人科に行くことにしました

 

今まで子宮がん検診を受けたことがあったので開脚する機械に乗ることにあまり抵抗はなかったのですが、状況が状況だったのでかなり恥ずかしく感じました。 

大事なところの内側やら外側やら色々と調べてもらい、「毛嚢炎」と診断されました。

毛嚢炎とは、皮膚の中に細菌が入り込んでしまいそれが炎症となったものです。

医師は、前にもしこりができたことがあるのなら、その時の菌が根付いてしまっていたのが原因だろうと言っていました。

神に誓って言いますが、変な行為やプレイは一切していません。

塗り薬と飲み薬(抗生物質)を処方され、その日は帰ってすぐに寝ました。

 

股がつながった日

股が腫れだした翌日。朝起きると、股にかつてない感じたことのない違和感がありました。

※真下からのイメージ図

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鏡で確認すると前日は5cm程度だった腫れが縦10cm、横5cm程度まで大きくなっており、左側と右側がくっついて大事なところが隠れた状態に。すなわち、股がくっついていたのです!

触ってみると、皮膚がぱんぱんで今にもはちきれそう。しかも、なぜか固い。何がつまっているんだ…

 

これは一大事だと慌てて会社に休む旨を電話し、すぐに病院へ向かうことにしました。が、立ち上がろうとするも左右の股がくっついているため少しの振動でもしこりが刺激され、激痛が走る状態。歩くこともままならず、徒歩5分の道のりを30分ほどかけて何とか病院に着くことができました。

そして、手術することに

病院で腫れあがった股を見せると、医師(男)と看護師(女)は驚愕していました。

男性にも負けない立派なものが、女の私の股についていたからです。(一つだけですがが)

※前からのイメージ図

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医師はこんなに大きくなったのを見たのは久しぶりだ、と言い、看護師は「こんな事例滅多にないから見ておいた方が良いよ」と他の看護師も呼び、医師1名、看護師4名の合計5名が私の股を見て絶句しました。

 

医師からは、2つの選択肢を提示されました。

一つ目は、しこりを切開して菌に侵された部分を切除すること。

二つ目は、抗生物質を注射で直接打って様子を見ることでした。

切開するのが確実に治る方法だと言われましたが、股が3つに割れることだけは勘弁!!と思い、私は迷わず注射を選択しました。

 

「股に注射を打つ」なんて想像しただけで涙が出ますが、そもそも触れられるだけで痛い場所に注射を打つなんて行為は、とてつもない痛みを生じさせました。

麻酔の注射を大事なところに1本、抗生物質を腫れた部分に1本、もはや痛すぎて何だか記憶がないが何かの注射を1本の合計3本を打ったのですが、痛みのあまり叫ぶことすらできず、ただただ歯をくいしばって涙を流しながら耐えました。

処置中は注射を1本打つごとに総勢4名の看護師が「大丈夫ですよ~これが終われば痛みも治まりますからね~」「力抜いてね~力まないで~」「(手を叩きながら)がんばれっ!がんばれっ!」と励ましてくれたのですが、開脚した状態だったこともあり、まるでお産しているような気持ちでした。

すべての注射を打ち終え、看護師らが「よくがんばったね~」「痛かったね~」「すごいよ、えらい!」などと労ってくれた時には、もう人ひとりを出産したのかと思いました。

股の腫れよ、感動をありがとう。私は母になりました。

辛かった帰り道

無事手術を終え、2時間の点滴を終えた後も、痛みは治まりませんでした

徒歩で帰るのは本当に辛く、涙を流しながら歩きました。

道中、少しでも気を紛らわせるため、その日リリースされたばかりのポケモンGOをしながら帰ることにしたのですが、両腕には(点滴による)注射跡をつけ泣きながらポケモンGOを歩くという姿は他人からは異常行動に見えたらしく、親切なおじさんが心配して話しかけてくれました。

 

おじさん

「大丈夫?どうしたの?」

「大丈夫です、手術したばかりで痛くて。でも家近いので大丈夫です。」

おじさん

「え、手術?どこを手術したの?」

「いや……ちょっと…それは言えません。すみません、ご心配頂きありがとうございます」

 

最後の力を振り絞って、早歩きして逃げました。おじさん、手術した場所なんて聞いてどうするんだよ。親切心には感謝ですが、この時は怒りしか湧いてきませんでした。

そして、快方へ

股が腫れ始めて3日目以降は、抗生物質の点滴を打ちに毎日病院へ通いました。

産婦人科ということで診察用ベッドに空きがない日は分娩台で点滴を受けたり、隣の部屋で新しい命が生まれて産声を聞きながら点滴を受けた日もありました。

その甲斐あって5日目からは腫れが急激に引き始め、8日目にはほぼ正常の状態に戻ることができ、10日目には医師から「完治」と言われました。

 

会社は点滴を打ちに行くため毎日半休をもらっていたのですが、上司へは「体調が悪く毎日点滴を打たなければならないので、今週いっぱい毎日半休取らせて下さい。病気については婦人科系のことなので詳しくは聞かないでほしいです」と言いました。

理解のある上司で、それ以上何も聞かなかったし、快くお休みを取らせてくれました。良い会社で良かった!

おわりに

私は生まれて初めて「股」という箇所に異変が起きました。

大事なところが大事には至らず本当に良かったですが、股の異常は「子どもができなくなったらどうしよう」など精神的にやられますし、痛みが尋常じゃないので肉体的にもやられます

次にまた股が痛くなったら、どんな予定があろうとも一刻も早く病院へ行こうと思いました。

 

皆さんも、股に異常を感じたら、悩まずすぐに病院へ!

 

 

▽私が初期症状の時に使っていた薬はこちら。


【第2類医薬品】ドルマイシン軟膏(12g)【ドルマイシン軟膏】

 

ゼリア新薬の公式ホームページを以下に転載しますが、抗生物質が入ったお薬です。

ドルマイシン軟膏は、二種類の抗生物質を配合しているので、多くの菌に対して抗菌作用を示します。コリスチン硫酸塩は、グラム陰性菌、緑膿菌に有効で、バシトラシンはペニシリンと近似の抗菌スペクトルでグラム陽性・陰性菌に有効です。傷ややけどの化膿性皮膚疾患、二次感染の予防および治療に有効です。

私は医師ではなくこれがおすすめの薬かどうかは分かりませんので、購入はご自身の責任でお願いいたします。